榎田 尤利
徳間書店 刊
発売日 2005-08-28
可愛くて、愛読本になりました。 2005-10-30
立派な歯医者さんなのに、私生活では、
どこか頼りなくて、穂高がいないとダメ、
そんな三和が可愛くて、一度読んでから、続けて何度も
読み返してしまいました。
こういう、どこか『ダメ』な人間に、現実は別として、
フィクションの中じゃ、弱い。…っていう自分の傾向に
気づきました。
そういう人には、特定の誰かが必要だわ。
愛し、フォローし、慈しむ誰かが。
ってことで、誰かを見つけた三和に、幸あれ!です。
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榎田 尤利
大洋図書 刊
発売日 2003-06
もしかして番外編というくくりは間違っていたかも 2004-03-30
吾妻&伊万里シリーズの番外編とも言える本作。待っていました、シリーズで気になる男・王子沢がメインで登場です。
けれど本作は主に真面目な会社員・榊の視点で描かれているので、王子沢が古い恋に見切りをつけて新しい恋に向き合う過程はよくわからず仕舞い。正直最初は肩透かしを食らった気分でしたが、そんなこと気にもならないほど素敵な話でした。
仕事をきちんとやっている男達の恋模様は、学生のそれとは異なった魅力がありますね。最後には王子沢が自分の心に決着をつけたらしいことも描かれていて心憎い演出になっていましたし。客観視されたことで、逆に王子沢の格好よさが際立ったかもとさえ思えました。 主人公が主張で赴くタイの描写がまた良いのです。読後にはあなたも「マイ ペン ライ」と言いたくなる筈。
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榎田 尤利
光風社出版 刊
発売日 2001-02
突然の“死”に驚いた・・・ 2003-04-02
この本はシリーズの前二作とは何となく違う雰囲気を持っていたと思います。
生きていることと死ぬこと、それが周りに与える影響と、色々なことを教えてくれる一冊じゃないかな。そしてとても泣かせてくれる一冊です。
事故があったあと、魚住が立ち直っていく様子が何とも愛おしいと私は思いました。
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