かわい 有美子
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おすすめ度 ★★★★★
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★★★★★ 2006-02-12 互いを大切に思う、二人の心が好きです。
アレクセイを自分のものにするために、ありとあらゆる手管を使ったというサエキですが、人を取りこむことを得意とする彼をしても、もしもアレクセイに妻か恋人がいたとしたら、どんな手を使ったとしても受け入れられることはなかったかもしれないと思わせる、アレクセイの誠実な人柄はとても暖かで魅力的で、読んでいてこちらまで癒されるような気がしました。
そんなアレクセイを自分の前に跪かせ、忠誠を誓わせたサエキですが、今回アレクセイに「濡れ事」という隠語で呼ばれる暗殺の任務が与えられ、アレクセイに人殺しなどさせたくない、人を殺せるような人間にはなって欲しくないと苦しむサエキの姿を見ていると、サエキにとってアレクセイは、宝物のような大切な存在なのだと感じられました。
サエキの心理描写も、アレクセイの心理描写も、とても丁寧に書かれていて読み応えがあり、胸に迫りました。
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かわい 有美子
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★★★★★ 2006-02-14 サエキのことをもっと知りたいと思いました。
アレクセイの愛称は普通はアリョーシャになるそうですが、サエキはアレクセイに自分が特別な存在であると意識させるため、
わざと『アーシャ』と他人とは違う愛称でアレクセイを呼びます。
サエキは自分の美貌や声など、自分が持つ魅力を、利用できるものは最大限に利用し、計算し、そうして人を取り込むことで生き延びてきたようですが、
このアーシャという愛称も、サエキが自分の優位を意識させ、特別視させるために計算づくでそういう呼び方をしているんだ、
と分かっていても・・・、いや、分かっているからこそか、甘く魅惑的に響いてきました。
しかも、読み進めるうちに段々と、そこに計算でも何でもない、アレクセイに心を許していくサエキの想いも込められていくようで、ドキドキしました。
サエキはアレクセイを支配したい、自分の前に跪かせたいと望みますが、
アレクセイのことを、「愛した相手が望めば、彼が持つ深い愛情を、生涯その相手に注ぎ続けることができる人間だ」と評しているあたり、
その望みには別の想いも大きく込められているはず・・・、と期待しちゃいます。
★★★★★ 2004-11-09 ぜひ読んで下さいね
もともとKGBの情報員や旧体制時代のドイツって憧れだったし、著者さんの本はどれも気に入ってるので、速攻購入しました。物語はストイックなせいかせつなくて、主人公のちょっとお茶目なところがかわいかったりして・・・ただ、この著者さんは次巻が出るまでの期間が長いので、のんびり待ってて下さい。次巻が出た時のうれしさはひとしおです。
★★★★★ 2004-11-09 ぜひ読んでくださいね
もともと「KGBの情報員・旧体制時代のドイツ」って憧れてたし、著者の物語はどれも気に入ってるせいもあり、速攻購入しました。話がストイックなせいかせつなくて、主人公がちょっとお茶目なところがかわいかったりして・・・。この先どうなるかとても楽しみです。ただこの著者さんは次巻が出るまでの期間が長いので、のんびりと待ってて下さい。次巻が出た時のうれしさはひとしおです。
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