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おすすめ度 ★★★★☆
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★★★★☆ 2007-08-14 ライトノベルとイラスト
他の方のレビューにもある通り、蓮川愛先生のイラストは表紙と、口絵のカラー二枚だけです。
あと、雑誌のことはよく分からないのですが、『小説リンクス』に掲載されていたのでしょうか?
巻末に、カットらしきモノクロイラストが1枚だけありますが、やはり本文には1枚もイラストはありません。
ライトノベル(一応BL小説もライトノベルかと思います)にとって、イラストは重要だとは思います。
(正直パッと見で判断して買われる方も多いでしょうから売り上げにも関わるでしょうし)
書店で確認される方ならば中身の確認も出来ますが、通販などで表紙の画像やイラストレーターの名前だけを見て
購入を決められる方には、こういうイレギュラーな作品は「失敗した!」と思われるかも知れません。
私も蓮川先生のイラストは大好きなので、とても残念ですが、
しかし、元々小説というものは文章が主体であると思うので、内容について触れてみたいと思います。
カップリングとしては「マフィア×マフィア」もの。
と言っても、片や「生まれついてのシチリアマフィアの血筋」、片や「攻めのマフィアに拾われた日本とイタリアのハーフ(国籍はイタリア)」。
子供の頃に爆破事件の被害に遭い、天涯孤独となった受けはストリートチルドレンに身を落としながら、
ある理由により「いつかマフィアになってやる」という固い決意を持ち続けて育ちます。
しかし、血統を重んじるシチリアのマフィアになるには、ハーフである受けには夢のような話だった。
ところがある事件がきっかけで、当時まだ十代後半だった攻めに拾われ、警官殺しを認められ、
やがてオメルタを誓い、マフィオソになることを組織に認められます。
しかし、それは受けに取っては、やっと立ったスタートラインにしか過ぎなかった。
学問を叩き込まれ、表の顔は弁護士として、攻めを補助する存在となり────
過去の事件の後遺症か、現実逃避か、受けは、血の気配を感じると通称「バグジィ・ブルー(気の狂った青)」と
二つ名で呼ばれる存在になります。(「青」とは受けの名字である青砥から由来)
殺戮マシーンといったところでしょうか。日頃の穏やかな人格が消え、瞳に暗い闇を宿します。
それを止められるのは攻めの「冥王」ジークフリートただひとり。
血の狂気から覚醒出来るのはジークフリートとのセックスだけ。
しかし、幼い頃に爆破事件で腹部に負った醜い傷痕だけは見せなかった。十年という月日が流れても。
やがて、攻めの父親である首領が凶弾に倒れ、一命は取り留めたものの、組織内に裏切り者がいるのでは、
という疑惑が持ち上がり始めた。真っ先に疑われたのは、ハーフである受けだった。
ストーリーの根幹は「復讐」です。疑わしい人物が複数人現れ、読者を良い意味で振り回してくれます。
文章も、妃川先生には珍しく(?)ほぼ受けの視点のみで描かれているので、
攻めが何かを考えているということは読み取れても、何を考えているか詳しくは分からないところが、また興味をそそられます。
また、シチリアの風土、文化、シチリアマフィアの在り方などが詳細に書かれているので、
マフィアものになじみの無い方も、マフィアものが大好きな方にも、納得出来るようなリアリティがあります。
設定は良く出来ているし、人物も魅力的なのですが、少し事件性というか、話全体の動きがマフィアものにしては
緩やかだったので、星4つにさせて頂きましたが、終盤に差し掛かってからは、少し涙腺が緩んでしまいました。
挿絵がないのはやはり残念ですが、小説としては、充分に楽しめる内容であったと思います。
そして、挿絵がない分、普段より想像力が膨らんだのは、嬉しい誤算でした。
興味があるけれどイラストがないのは……という方は、ユーズドでも良いので、読まれてみてはいかがでしょうか?
「挿絵が無いから」という理由で敬遠されるには、勿体ない作品だと思いました。
★★★★☆ 2007-07-13 イラストが無いよ
文中にイラストが全くありません。私は作家さんが好きで購入したのですが、それでもイラスト無いのは軽くショック。蓮川先生のファンだから購入するって方は要注意です。
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