樹生 かなめ
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★★★★★ 2005-11-11 とにかく笑った!!
これが樹生作品との出会いでした。
とにかく爆笑、爆笑、大爆笑。
ボーイズラブ小説でここまで笑わされたのは初めてでした。
樹生作品を読んだことのない方、ぜひ一読を!
★★★★☆ 2005-08-03 これ以上罰当たりなBLはない。
受けが潰れかけているお寺の美貌のお坊さん。攻めが金持ちの檀家。
BLというジャンルは同性愛という禁忌が背後にあるからこそ萌える女性向けファンタジーだと思いますが、これはその上さらに罰当たりです。
こんな設定、たぶん樹生さん以外、書かない。というか仏罰が怖くて、書けない。
その上ものすごくエロです。樹生さんには珍しいと言っていいぐらい、エロ。いくら貧乏だからって、坊さんにそんな事して仏罰が当たらないか、読んでる私は大丈夫か、と不安になります・・・が。
面白い!
たぶん他にはない美貌の坊さん萌え、お勧めします。
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樹生 かなめ
価格:¥ 860 (Book)
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★★★★★ 2004-06-05 誘い受万歳
樹生 かなめさんの作品の共通点というと、エッチシーンが濃い、主人公二人のうちどちらかが人の言う事を(主に恋人に対して)聞かないタイプである等が挙げられると思います。この作品でも、誘い受のためにいつもよりさらにエッチシーンが濃く、攻が押して押して押しまっくって口説いたという印象です。
清孝がとてもいいキャラクターだと思います。いつになくベッドの中で受が積極的なのでそこも楽しめましたし、普段は年下の南の勢いについていけないと思っていても、肝心なところではかなりメロメロになっているところを見せてくれましたし、普段クールなだけにベッドで南をリードするギャップがたまりません。
ファンの方には申し訳ないのですが、私は樹生 かなめさんの作品が少し苦手で(主にキャラクター設定が合わないのです)、いつもはあまりのめり込みません。ですが、この作品だけは本当に面白かったです。樹生 かなめ作品に苦手意識を持っている人こそ、読んでもらいたいですね。
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樹生 かなめ
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★★★★★ 2004-08-15 おかしみとかなしみ。
岩井課長なるキャラの魅力が際立っています。「枯れた男」から、うらぶれた風情の哀れな男を想像していたのですが、まったく違いました。いい意味で枯れてます。まるで神父さまです。
長引く不況とリストラの嵐に疲れはてた企業戦士たちを親身に気遣い、箸にも棒にもかからんお荷物女子社員らにも彼は極めて穏やかに接し、声を荒げることはありません。彼女たちは備品破壊の常習犯など笑わせてくれますが、オトコのためのカレー作りで給湯室に篭る、崖っぷち三十路女の姿には滑稽と悲壮が滲みます。
人生の不条理と悲哀を笑いで包んで描いた秀作。作者の人間に対する暖かい眼差しを感じます。
恋愛要素は少なく地味ですが、長く心に残りそうな本です。
★★★★★ 2004-08-12 作風をあえて…
馬鹿な雰囲気の中に、どこか哀愁を感じさせる雰囲気がある。
男として精力を失った男と、過去の自分のような男が、
引かれあう雰囲気は暗くなりすぎず、それでいて、読んだ後
何かを感じさせるような仕上がりでした。
続きが読みたいなぁ
★★★★★ 2004-08-04 渋くてヒューマンなストーリー。
渋いです。樹生かなめさんらしからぬ、渋さです。
銀行マン出世街道からリタイヤした岩井と、若手ナンバー1営業の小田原。
岩井の、枯れぶりが心に染みます。。小田原の子供のような情熱と優しさも○。
周りをかためるとんでもない女性社員たちにも、思わず笑ってしまいました。特にオフィスの鍋が‥!
久しぶりにドロドロしていないBLを読んだ気がします。年季の入ったBL読者には、共感できるクダリが多いです。ぜひとも続きが読みたい、そして次回は進展して欲しい~!
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樹生 かなめ
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★★★☆☆ 2004-11-16 殿
まさにタイトル通り「不条理な男」に振り回される1冊でした。
世が世ならお殿様、と呼ばれてもおかしくないほどの家庭に育ち
お妾さんを何人もかかえる父親と、それに耐えるお嬢様育ちの母親に育てられた邦衛は、究極のマイペース男。
そんな邦衛に振り回される、幼馴染みの秋人との恋愛(?)物語のはず…が。
マイペースもここまでくると、意思の疎通が一切図れないのでちっともラブにはなりません。
たぶん、家庭環境のトラウマで、愛情と執着がこんがらがってる邦衛と
幼少の頃にインプリント(刷り込み)されてしまった秋人。
この両者の情熱は実は愛情ではないんじゃないのか?と、根本を覆すような疑問がなきにしもあらず。
樹生さんの描く攻は、マイペースで自己中でちっとも優しくない、というのが常ですが
根底は愛情の裏返しなので、なんとなく最後には仕方ないか、と許されてしまうキャラな気がします。
しかし本当にこんな人物がいたら、本気でイヤ、と思うくらい今回はありえない不条理さでした。
日本人同士なのに、言葉が通じないってツライね…と、秋人の肩を叩きたくなったのは私だけではあるまい。
珍しくエッチシーンもなく終わりましたが、最後の最後で開き直った秋人が
ほんの少しだけ邦衛を振り回す姿を見て、やや溜飲が下がりました。
それにしても幼い頃から一緒にいるからといって、こんな男を好きになる秋人の趣味は悪すぎでしょう…。
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