★☆☆☆☆ 2009-02-01 表紙とタイトル
表紙とタイトルに惹かれて買ったけど、勢いだけのよくある話でつまらなかった。
★★★★★ 2009-01-28 筆者異色の成功作
身代わり女装花嫁ものです。これはとても面白かったですね。
矢城さんの作品にほぼある輪○や悲壮感(や魔物)が無く、私にはとても読みやすかったです。
かと言って「軽い」わけではなく、丹念に人物や情景描写されていて、ホロリと涙したり、ドキドキしたり、ぐいぐい読まされました。
一見とっても酷い攻めである雄介が、何故その行動に出るのか、丹念に描写されて説得力がありますし、ありがちな「薄っぺらい暴君」じゃないんですよね。
主人公の受けである和寿も、心身ともに健全な真っ直ぐ少年で、読んでいて気持ち良いです。
もともとの文章力・構成力・ストリーテーリング力は非常に高い筆者の作品です。結構ありがちな「女装花嫁もの」なのに、読んでいて引き込まれました。
ただ、「王子隷属」みたいに唯一無二の個性ガンガンみたいな作風ではないので、そういう作品を期待された方には「?」かもしれません。が、身代わり女装花嫁ものでそれを望む方もいないでしょう…。
矢城さんが、CJ Michalskiさんのイラストが似合う作品を書く日が来ようとは…。しかもそれが成功しているとは…。びっくりしました。
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