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★★★★☆ 2004-06-24 ハッピーエンドですが後味はあまり……
この作品では、朔弥の恋人の死の真相、逢坂の朔弥に対する憎悪の理由が謎として物語の軸になっています。その謎が明らかになる過程は楽しめましたが、真実はちょっと納得いかないというか……朔弥が可哀想になってしまう理不尽さでした。
朔弥の心情にシンクロすると最後には大ダメージですが、切なさはめいいっぱい味わえると思います
★★★☆☆ 2004-05-19 死んだ恋人の謎をさがして
主人公が健気に頑張る話なのですが、今ひとつ登場人物の気持ちに感情移入が出来ません。「謎」の部分も弱いように思う。ただ、酷い男として登場する逢坂が可愛いので私は楽しめました。続きがあったら絶対甘々だろうと思わせるので、それを想像するのは楽しいかもしれません。
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★★★★☆ 2007-04-02 拙さを補う期待感
カップリングとしては、王道とも言える海賊の船長×王子。まさに海賊に攫われる王子の図式です。
常に顔の上半分を黒い仮面で覆った船長と、不思議な色の瞳で周囲の者を魅了する美貌の王子。
多くの人は、冒頭の数ページでオチが読めるのではないか、と思います。
文章力、描写力などにやや拙さを感じますが、しかし、ラストへ辿り着くまでの展開への期待感がある構成で、一気に読む事が出来ました。
海賊モノの割には、海上での具体的な生活の様子や、海賊らしい戦闘や略奪などのシーンはほとんどなく、
カップリングの人間の心理描写がメインで、いかにも「海賊モノ」というものを期待している方には満足出来ないかも知れませんが、
攻めの海賊の、格好いいくせに、ともするとヘタレとも言えるような奥手で一途な愛情表現が良かったです。
受けの王子が攻めの海賊に惹かれていく様子は、少しだけ性急かな、という気がしましたが、無茶苦茶という程でもなかったですし、
海という自然の恐ろしさを知り、翻弄される自分の境遇に「死にたい」と嘆く王子が船長に辛辣なまでに叱咤され、
次第に「船」と「国」という違いはあるものの、上に立つ者の心構えに気付かされてゆく下りは良かったですね。
そして、重要なのが、船長の腹心と、王子のお付き役、という二人の脇役の存在だったと思います。
この二人が無く、ただカップリングの二人のBL中心の描写だけで話が進んでいったとすれば、星は2つくらいだったかも知れません。
とても重要な役割を持った脇役たちです。
ただ残念なのは、少し中途半端な登場で、もっと前面にこの二人の(特に船長の腹心の)性格や行動を引き立てていれば、
もっと強く読者を引き込めたのではないかな、という点です。
オチはほぼ当初の読み通りだったので、星3つにしようかな、と思ったのですが、
先が気になるストーリー展開にドキドキさせられたので、星4つにさせて頂きました。
海賊的な海洋冒険譚を期待されている方には少々物足りなさを感じるかも知れませんが、
「仮面を被った秘密めいた海賊と、不幸な境遇の上に囚われてしまった王子」という設定のBLに萌える、
という方には美味しいストーリーだと思います。
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おすすめ度 ★★★★★
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★★★★★ 2007-01-06 結構好きだな(^^)
話の内容は長年争ってきたヴァンパイアと人間の和解の為に結婚させられる事になった主人公。
花嫁修業というものに無理やり連れていかれ、そこで花嫁になる為のお世話係(イシュト)と夜のお勤めなるものもやらされるわけです。
でも、あくまでも指導係なので最後まではしません。最後は王子様のものです。
そうこう色々お世話をされているうちに、主人公はそのお世話がかりを好きになってしまいます。
でも、自分はヴァンパイアの王子と結婚しなければいけない身・・。さて、どうしたものか。
ある時、主人公は犬を助けようとして瀕死の事故にあってしまいます。
それをイシュトが治癒力のある自分の血を分け与えることによって主人公を助けますが、今度はイシュトが瀕死の状況に陥ってしまいます。
主人公は自分のせいでイシュトが死んでしまう!と、元気になった自分の血をイシュトにあげようと首をかませます。
しかし、ヴァンパイアの吸血行為には人間に誘淫効果があるのを知らなくてHがしたくてたまらなくなってしまいます。
そのままHを最後までイシュトとしてしまうのですが、後になって王子に身を捧げる身なのにイシュトとHしてしまってはイシュトの立場が危ないのでは?と気づき、やばいやばいと冷や汗を流します。
また、その他にも問題が山積みで、その和解に反対する者が両者にそれぞれいて、主人公を罠に嵌めようとしたりと色々な事が起こります。
とにかく、内容がぎゅっとつまった楽しい小説です。(^^)
結構すらすら問題なく読めて楽しいですよ☆
最後はハッピーエンドなのでオッケーおっけー♪
★★★★☆ 2006-11-10 設定がツボ
ストーリーはまま先は読めるけどひとひねりきいてるかんじ。
冷酷なのに受けにだけ優しい攻め。
天然でなにがあってもへこたれない元気な受け。
この作家さんの書かれるキャラが私は好きなのかもしれない。
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婉麗な楽園 | |
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