起家 一子
価格:¥ 893 (Book)
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おすすめ度 ★★★★★
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★★★★★ 2005-12-24 シリーズ物の第3作目です。
このお話は『悪魔なロマンチスト』『悪魔なモラリスト』の
続刊で第3作目になります。
一応独立したお話で、それぞれ主人公が違います。
このお話から読み始めても、内容は通じるとは思いますが
前2作に登場した人物が登場するので
2作品を読んでからのほうが、より楽しめるとは思います。
(ムーディンヤードやアスタロト、友理&楓も出てきます)
今回は、前作の『悪魔なモラリスト』で
ムーディンヤードと聖哉の間を引っかきまわした(?)
生徒会長・日下部(シャルマン)のお話です。
彼は500年前に離れ離れになってしまった恋人アンジュを捜し続けていて
アンジュ以外は抱かないと決めてはいるものの
人間界で人型をとり続けるため、不特定多数に手を出しているわけですが
ひょんなことから、生徒会副会長の柊にもちょっかいを出すようになります。
柊は日下部への想いを抱いてはいるものの日下部には抱かれてはいけない理由があり…。
また、日下部自身、アンジュを愛し続けているはずなのに柊のことが気になってしまい…。
これ以上はネタバレになってしまうので書きませんが
ある姿で柊に甘える日下部が非常にかわいかったです。
ハッピーエンドではありましたが、魔界の皇太子がこういうことになって
平気なのかな…と思ってしまいました。
ちなみに、あとがきはおまけのストーリー(ネタバレ有)が載っているので
本編を読み終えてからのほうがいいです。
次回は悪魔公爵アスタロトが主人公になるようです。
イラストはおなじみの起家一子さんです。
口絵もきわどいシーンとかではないので安心して書店購入もできるイラストです。
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