華藤 えれな
価格:¥ 898 (Book)
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おすすめ度 ★★★★☆
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★★★★★ 2007-04-18 最終巻に向けて…
バリバリに悪い結末の伏線が張られている気がするのは気のせいでしょうか…?
作者があとがきで書いている『一巻から残っていてまだ書いていない禁断の課題』
とは一体何なんでしょう…。
『ヌード』までの3冊は、互いに対する気持ちをお互いに全然分かっていなくて、
それはこの巻でもあまり変わってはいないのですが、柊一に関しては、ようやく
冴木に対する自分の気持ちを自覚し始めた分、気持ちの上では進展があったと
言えます。
舞台をパリに移してからは、これが最後と称して本当の恋人のようなひとときを
過ごします。本編(柊一視点)のラストは、今までに無いほど明るい未来を予感
させる終わり方をしていますが、この後の悲劇を引き立たせる為の演出なのでは
ないかと勘ぐってしまうほど、あちこちに張り巡らされている伏線…。
早く完結編を出して欲しいです!
そして、ハッピーエンドをお願いします…切実に。
★★★★☆ 2006-08-25 じ、じれったい…(笑)!
凄く楽しみにしていました。
なのに、暴れたくなる程(笑)じれったい…!
こんなに想いがすれ違っていて、本当に二人は幸せになれるのでしょうか?
ある意味、華籐先生らしいといえばそうだし、このやるせなさがイイんでしょうが、あまりにも噛み合わないもんだから「お願いですから、いい加減二人を幸せにしてやって下さい…!」って思ってしまいました。
あと、これは私の主観ですが、華籐先生には、おフランスな耽美よりも京都とか古都の伝統芸能な淫微さの方が似合うような気がしました。
是非、次作では救いある結末(ハッピーエンドなら、尚良し)を期待してます。
★★★★☆ 2006-08-06 待ってました★
待ちに待ったスレイヴァーズシリーズ最新刊!!読む前にパラパラっとページをめっくてみて驚きました。だって、挿絵が無いんです。お話はもちろん大好きなのですが、雪舟薫さんの美しい挿絵も大好きな私にとっては残念でしかたがないことでした。だから、今回は星は4つです。
お話は、柊一がだんだんと冴木の気持ちと自分の気持ちに向き合い始めた感じで、前回までよりお話的にずっと進展した感じです。ただ、甘甘な感じってわけではなく、切ないなぁって感じに思います。切ない感じで終わっているので、早く続きが読みたい衝動に駆られますよ。
★★★★☆ 2006-08-06 ああ、果てしなく平行線。
続編ということで物語はもちろん楽しみではあったけれど
久しぶりに雪舟薫氏の美しいイラストを見ることが出来て眼福。
冴木と距離を持つことで、己の冴木への気持ちに気づき動転する柊一。
初めて自分にわき起こった激情を持て余し、オロオロヘロヘロに
なってしまう柊一はとても可愛いです。
「おお、これでやっと進展か!」と思いきや、平行線どころか
どんどん軌道修正が難しくなっていく事態へ。
巻末の冴木サイドの話を読み、あまりに救いようのない臆病で鈍くて
平行線な二人に愕然としてしまいました。
ああ、なんとか次で一瞬でもいいから真のラブラブな二人が見たい。
助けて、ドラえも~ん!もとい、若宮~!!
もうあの二人だけでは軌道修正は困難なので、会社の経費使って
早瀬とロンドンでラブラブの若宮あたりに大人なおせっかいを
やいてもらい、社長である冴木と元社長子息である柊一に少し
還元してほしいものです。
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