★★★☆☆ 2007-04-01 ほのぼの
設定はどちらかと言えばシリアスですが、二人のキャラとか耀一の架に対する溺愛ぶりからほのぼの感が強い作品でした。
架が耀一への恋心を認識する場面とか耀一とのすれ違い場面までは良かったのですが、個人的にお互いの気持ちを確かめ合うトコが少し強引だった感が否めなかったので星三つです。
それだけ架に余裕が無かったと言う事を裏付けており、普段クールな架の意外な一面を見れてアレはアレでよかったと言えるかも知れませんが。
久々に純愛小説を読んで心がほんわかした一冊でした。
★★★★★ 2006-08-18 クリスタルラブ。
高遠琉加さんの作品の中で、一番最初に読んだ本です。
優しく、ほわほわした気分にさせてくれます。
「ずっと一緒にいて。耀だけは離れないで。絶対に、絶対に」
七歳の冬に出会った時から、明るくて優しい耀一の存在は、架にとってなによりも必要なもの。それは恋ではなくて、幼子が母を求めるような、地上の生き物が酸素や太陽を求めるような、とても純粋な感覚で。
だから耀一がゲイでも、驚きこそすれ嫌いにはならなかった。
小・中・高校と一緒で、俳優になるために上京する耀一にあわせて架も東京の大学に入って。
たとえ耀に恋人がいても構わない。遠くに離れないでくれるなら。
そう思っていたのにある日、耀一の恋人と会うことになって・・・。
という感じ。
架くんの純粋さと可愛さ、耀一くんの優しさと激甘っぷり(笑)がとっても愛おしく思えます。
挿絵もきれいですよ♪
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