★★★★☆ 2006-11-03 長い時間をかけて恋に育った二人。
あまりに幼いうちに、体を繋げてしまった二人。
攻も子どもだし、受けはもっと子どもだったから。
そこに愛はあったのに、攻は上手に伝えることが出来なかった。
受は、亡き母の作った絵本の物語に囚われすぎていた。
この、絵本の挿話がよかったです。
伊織さんも、親に反発しきれないいい所のボンボンという面もあったけど、
二人の想いが通じ合って、ちょっと男っぷりを上げた気がします。
紡はなんだか、幼く(?)、可愛さを増した気が・・・。
ずっと好き合っていた二人。
その長い時間の積み重ねと、伊織の執着っぷり。
すれ違っていても、なんだか甘い感じがして楽しかったです。
★★★★★ 2005-01-23 面白い!!
いい話です!!
やっぱ業界ものは、いいですね!!(*^_^*)
スーツのテーラーの話ですが、強引な恋人の気持ちを推し量れず悩む主人公と、傲慢不遜な攻めの気持ちのすれ違いが、面白く読めました。
とても、面白かったです。
★★★★☆ 2004-09-01 このお二人の作品は良いですね
タイトルは地味な感じですが、とても良かったです。紡が自分も対等な立場で恋愛をしたい、仕事をする自分を含めて認めてもらいたい、そういう気持ちに対し、「結婚しても愛人として囲う」ことを考える恋人に辛くなっていってしまう気持ちが共感できます。「仕事なら(恋愛に差し支えない程度に程々に)やればいいじゃないか」という態度に、失望してしまう。言葉だけでなく、恋愛関係や人間が育って成就する恋を絵本のお話になぞらえてうまく展開しています。もし自分が死んでもどうか忘れないで、ほかの人を見ないで、その位ならあなたを殺しても、という切なさも・・。
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