★★★★★ 2008-12-16 収束
年下攻め好きで(苦笑)ストーリ-紹介も読まずに上巻を買ったのですが、あそこまで受が凌辱されるBL小説、今まで読んだ中で初めてでした。
その首謀者たる遼也も彼なりの傷を背負っていた背景があるのですが、何もここまで………と読みながらハラハラしてました。
合宿のある一件で聖史の身に危険が及んでから、遼也は自分の気持ちに戸惑いながらも段々と聖史への想いを明確にしていきます。
聖史もまたなんだかんだといいながら最後は助け船を出してくれる遼也への想いを自覚するのですが、聖史の身にある不幸が起こり、事態は更に加速していきます。
下巻で武仁が何故聖史へあれだけの憎悪を燃やしていたか、下巻ではそれがキーになってるかもしれません。あと、わき役ではありましたが青井の存在も遼也が一歩踏み出すきっかけになったんだと思います。
上下巻と濃いめの内容でしたが(特に上巻…)しっかり読み込みたい方はお薦めです。
★★★★★ 2008-10-26 買ってよかった
ぶっちゃけ、下巻は評判がよかったら古本でいっか…なんて思ってたんですが、矢城さんの力ならあれで終わらないだろうと信じ、買ってみました。
結果、大正解!
いや~おもしろかった◎
明日早いのに一気に読んでしまいましたよ。笑
合宿のあと、聖史と遼也は気持ちの変化を自覚する。
それはささいな変化だが、とまどいと苛立ちは確実に増していた。
ついに聖史は遼也から離れる決意をし、遼也もそれを受け入れようとする。
そんな折り、思わぬ不幸が聖史に起きて…!?
上巻はただレイプに終始してたかに見えましたが、下巻では、君かい?!って人がキーマンになったり、細かい伏線の回収があったりで、上巻の違和感を見事に払拭してくれました。
そして、私が今作で一番いいと思ったのは、キャラの心理描写です。
聖史は単なるお人好しではなく、遼也もただのエロリーダーではなかった。
頭の悪そうな(笑)なんちゃってジャイアン武仁も、いろんな悩みと決意を秘めていた。
それぞれの一喜一憂する気持ちを、とてもわかりやすく書いていると思います。
特にキーパーソンを含めた4人には入り込めたので、それぞれの立場や思いを感じれて面白かったです。
なかなかくっつかない二人にもキュンキュンきました☆笑
あとがきからも矢城さんの思い入れの度合いが伝わりました。
上巻での不安があっただけに、下巻は期待以上の出来で大満足◎
「よく挽回したな」という思いと感謝を込めて★5つ。
次回作、楽しみにしています!
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