音子
価格:¥ 600 (Book)
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おすすめ度 ★★★☆☆
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★★★★☆ 2008-06-06 意欲作?
後書きで、あすま先生としたら不本意だとプンプン匂わせてあったけど、多分修正をたくさんされたのかな?私はあすま先生のファン(ちょっと前の作品の)なのですが、普段の文章的に難アリな部分は解消されてて読みやすかったと思いました。ただ、エロにさかれすぎてサスペンス部分が不完全燃焼かも。この話は、面白くなるにはページが足りないかな? もうちょいサスペンスを書き込んだらすごく良くなったかな…。
大人の男の裸エプでやっちゃう感じなんかはエロ的に萌えあったな~。ファンとして、q(^-^q)あすま先生!一皮むけて!また買い漁らせて~!
英田サキ、愁堂れな先生ファンの方々にはオススメできます。
★★☆☆☆ 2007-08-09 エロ三昧なのもどうかと……
一言で言うと、内容は「記憶喪失&監禁」というところでしょうか。
若手代議士×若手弁護士です。二人は敵対関係。
受けの弁護士は、攻めの代議士にまつわる黒い噂を追って、かなり深いところまでたどりつき……
────気がつくと記憶がなくなっていた。
一体自分に何が? 自分は誰? そして目の前にいる、自分の恋人だと名乗る男は────?
恋人だという男に、「いつもこうしていた」と激しく抱かれ、記憶を失ってしまったことに対する彼への罪悪感と義務感で
受けは毎日のように抱かれ続ける。
記憶が戻っていないから危ない、と家から出されず、欲しいものは恋人が何でも買って来てくれる。
恋人に愛され続ける日々。しかし時折、彼の目がぞっとするほど冷たく見えることに気付いていた……。
ふとした折りに起こるフラッシュバック。車のヘッドライト。追われている、逃げろ、逃げろ…………
そして沸き上がる疑問──オートロックの玄関は鍵がないと帰って来れない。そして家を出たとしても一銭の金も持たされてはいない。
次第に受けは恐怖を感じ始めるが、同時に愛されているとも感じることに困惑する。
彼は本当に自分の恋人なのか……? 記憶をなくす前の自分は何をしていたのか……。
設定としては、悪くないと思います。ただ、残念なことにそれを生かし切る文章力に欠けているかと。
基本的なところでは、一人称と三人称が入り交じって、「?」と思う部分があったり、
代議士と弁護士という設定ですが、仕事をしている場面が描写されていなかったり、
お前は誰だ、というような人物が後半で急に出て来て、言葉は悪いですが出しゃばったり。
そして、私が一番不満に思ったのが、Hシーンの多さでした。
(あとがきを見ると、編集さんからその手のシーンを増やせという指示があったそうなので仕方ないのかも知れませんが)
BLを読んでいる限り、その手のシーンが嫌いなんてことはないのですが、いかんせん全体の半分以上がそれだと、
どうにもこうにも、飽きてしまいます。それより、もっと話を掘り下げて欲しい。とにかく底の浅い作品に感じました。
Hシーンがいっぱいあった方が良い、という方には満足かも知れませんが、ストーリー重視の方には要注意です。
Hシーンにしても、場所を変え、やり方を変え、それ自体は良いかも知れませんが、
受けの感情表現が少しニュアンスを変えているだけで、ほとんど一緒です。
せめて感情の変化がもっと表現されていれば、良かったなあと思いました。
個人的な感想ですが、内容の濃い作品の多いラヴァーズ文庫向きの作品ではないと思います。
本当は星1つかな、とも思ったのですが、
大元の設定と、さくさくと読める感じは好きだったので、星2つにさせて頂きました。
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