華藤 えれな
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★★★★☆ 2004-11-21 主人公たちの心情が丁寧に描かれていると思います。
麗しいイラストと主従関係、下克上というキーワードに惹かれて手に取りました。最初は冴木の鬼畜っぷりに怒りを覚え、柊一の視点で読んでいましたが、後編の冴木視点の書下ろしを読んで、彼の孤独さ、飢餓感、相手を深く愛していながらもそれを伝えられずに、ついつい憎まれるような言動をとってしまう不器用さに共感と哀れを感じました。柊一も冴木の仕打ちを悲観し、ただ嘆くだけでなく、その中で自分の矜持を何とか保とうと努力する姿が健気です。なかなか一筋縄ではいかない性格の二人が、今後、どうやって誤解をといて、歩み寄っていくのか、続きがとても気になります。
★★★★☆ 2004-11-20 新装版になってさらに……。
新装版になって大分改稿されていて、旧版より心情が書き込まれています。新装版の書き下ろしもあります。
柊一の心の揺れ、冴木の心の揺れ、それぞれの素直になれない態度が、緊迫した主従関係の中にあり、主従好きにはそのあたりがお勧めだと思います。
ただ、全体を通して読みやすく、エンターテイメント性ある山場がありますが、どちらかといえば落ち着いた雰囲気なので、好みが分かれるかもしれません。
★★☆☆☆ 2004-11-14 主従関係、下克上のキーワードにピンときたら
どうやら、人気シリーズらしい。
このイラスト、このタイトルロゴ、しっとりとした大人のロマンスを
期待すると痛い目にあいますよ。
突っ込み所満載の昼ドラ。
けど読んでしまうのは大映ドラマと同じで
大袈裟に演出することで誰にでも分かりやすくする。
シリアスと見せかけたギャグなんだと気付いた。
社長令息の柊一は、孤児で弟の世話係の冴木と比較され、負け続けていた。
父の急逝後、家も会社も冴木の手に渡り、
さらに奴隷になれと無理矢理体をひらかれて…。
実際、偶然に同じ柄のネクタイを買う偶然ってあるんだろうか。
吊るしのオマケネクタイじゃないんだから。
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★★★★★ 2005-01-13 冷たそうで熱い男
クールビューティの早瀬とお茶目で仕事の出来る弁護士若宮がとってもいいです。
スタイリッシュな2人の馴れ初め編と京都が舞台の2人の発展編に分かれ、特に京都に行ってからの早瀬の情熱的な所がいい!
最後にどうなるのかわかる迄が切なくてハラハラしました。弁護士の若宮がうまくまとめて、大人らしさを感じさせました。
スレイヴァーズシリーズ本編の2人にもいつかこの2人みたいになって欲しいものです!
★★★★★ 2005-01-05 大人の魅力!
クールビューティという早瀬さんの過去がわかってよりいっそう深みが増して魅力的になりました。若宮さんの器が大きくて深い。早瀬さんのみならず読者を悩ませるだじゃれもスパイス効いていてとってもい男!早瀬さんの心をいやしていく過程も細やかで,ここまで完璧だとある意味嫌みに感じそうですが,7歳の年の差を結構気にしているところがかわいかった。若宮さん視点の話が切実に読んでみたい!やっぱり愛し合うなら対等でないと,若宮さんも早瀬さんに癒されているといいなあ。
ホントに惚れているのか!早瀬さんも好きになるほど不安になるだろうなあ・・・と,二人にどっぷり感情移入してしまうストーリーです。正直,本編二人よりも面白かった。次が出たら絶対買います。
★★★★★ 2005-01-02 クールビューティ
34歳やり手顧問弁護士若宮×27歳クールビューティー・エリート社員早瀬。
早瀬がいいです。BLでは「クールビューティ」と銘うってる割には、「どこが?可愛いよ」としばしば思いますが、この早瀬、最期崩れ落ちる瞬間まで、クールビューティーを死守してます。
若宮は敏腕弁護士で、人間が大きい。イカしたギャグも連発してくれます。「お休み、炊飯器」といわれて電話を切られたら、気になってその夜は眠れません(炊飯器=ジャー=じゃあ)。
早瀬は京都・祇園出身という設定で、祇園という特殊な環境についても丁寧に書かれていて、興味がもてました。書き下ろしは京都が舞台で、情緒あふれる作品になっています。
本編「スレイヴァーズシリーズ」では若い二人が、3歩進んで4歩下がるすれ違いを繰り返してますが、こちら、大人だけあって、無駄な意地を張ったりしない分、うまくまとまりました。
今後は、若い二人のために、公私ともよきアドバイザーになって、いい加減あっちもまとめてほしいです。
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★★☆☆☆ 2005-11-16 まあまあ
あこがれの人が目の前にいて気づかない理由がよくわかりませんでした。
主人公が不幸自慢をしているように思えて、話に入り込めなかったです。
京都を舞台にしているのにいかしきれてないように感じました。
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★★★★☆ 2005-08-26 ありえない政治家
政治家さんのお話ですが、主人公たちはおじいではないので、ひとまずは安心。瑞木氏のおっさん臭さ&趣味の悪さが、結構現実的であり、笑えますね。
でも、恋愛モノとしては、ちょっと物足りないかな。国会とか政治とかの勉強にはなりました。
★★★★★ 2004-08-02 やっぱり、えれな先生だ!
何せ硬派な政治もの、議員さんが主役なので分かるかな~と心配したものの、かえって、今の国会のあり方が分かって、この話を読んだおかげでニュースなんか見てても政治が分かりやすくなりました。いつも思うのですが、えれな先生って、ボーイズ・ラブってことに甘えてないんですよね。ボーイズの中にあるハーレクイーン的なナアナアさを、あくまで排除した読み応えのある一品。勿論、クールで熱い男たちのラブラブ度も濃厚で、お勧めの一品です。
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★★★★★ 2006-04-16 愛憎渦巻く古都京都…みたいな。。
「今回は…(中略)ほの暗い雰囲気の愛憎劇を目指しました」と著者が言うように昼メロチックなお話でした。私は個人的に日本の伝統芸能っていい意味でも悪い意味でも暗くて閉じこもった雰囲気を持っていると思っていたんですけど、このお話はまさにそんな感じでした。本は二部構成で、前半は綺麗系受の左近と性格分裂気味の執着年下攻(笑)の橘平の再会から想いを通じ合わせるまで、後半は左近が橘平のためについた小さな嘘からすれ違い、愛が憎しみになり…というドロドロした展開になります。左近は薄幸な人で、良かれと本人が思ってやっていることが見事に空回りで余計に自分の立場が悪くなる、可哀相な方。攻は受けより十歳ほど年下ですけど、その激しさで主人公を惑わせ振り回す怖い方。受けを愛するあまりに発する言葉はかなり問題発言。「おれが殺してあげます」「おれが定家のように閉じ込めたいのはあなたです」「おれを裏切ったら呪い殺します」…普通言うか!?でも主人公に甘えたりするところはやっぱり年下っぽくてかわいらしい。この話でムカつくと言えば、宗家(攻の父)と受の長兄!!お前らの都合に二人を巻き込むなぁ!と読みながら叫びたくなりました。600年続いた血を絶やすことへの罪とか、愛し合うが故に背負うことはたくさんあるけれど、どうか二人には幸せになってもらいたいと願って止みません。和風な世界とほの暗い雰囲気と二人の禁断愛ぶりを評価して★5つ!(笑)ところで、着物ってどこか色気を感じますよね??
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★★★★☆ 2005-02-27 守ってあげたい吸血鬼
吸血鬼のユリウスは、家族を吸血鬼に殺された少年テオドールと出会います。
一緒に暮らすふたりですが、自分が吸血鬼であることを知られたくないユリウスはテオを教会に預ける事に。
そして密かにテオドールの成長を見守ります。
それから十数年経ちテオドールは立派な青年に成長し、ユリウスと再会するのです。
ユリウスがけなげで可愛くて泣かされます。
あとユリウスのペットが可愛い!
この作品は雑誌に前後編で掲載されたのですが、改定されているようですね。
私は前編しか読んでないのですが、こっちのテオの方が好きかな?
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